2017.01.31
自分の目を鏡でよくみると
目の中央部分に濃い色の黒目が確認できると思います
この部分を瞳孔と呼び、光を通す領域で、光の量によって大きさが変化します
カメラで言うところの絞り値のような役割があります
人の場合は、瞳孔が直径2mmから8mm程度の間で変化します
一般的には左右両方とも同じ大きさで、瞳孔の通常の大きさは2.5mm~4.0mm程度
2.5mm以下なら瞳孔が縮小している
5.0mm以上なら瞳孔が開いた状態と判断していると言われています
猫を飼っている方は
暗いところと明るいところで猫を見ると
瞳の大きさの変化に気づく方もいるのではないでしょうか
猫の目は瞳孔の範囲が大きく変化するので
一目で分かりますが、人間でも光の加減で同じようなことが起こっているのです
瞳孔が開く時というのは、通常では暗い場所で光を調整している為に起こりますが
そのほかにも興奮している時にも瞳孔が開きます
周囲が暗い時には、瞳孔が光を取り込もうとして、瞳孔を開きます
明るいところでは眩しくならないように瞳孔が狭くなります
暗いところでは瞳孔が開き、光の入る量の調整をしています
物を見ている際に、入ってくる光の量が多くても
少なくても網膜像が劣化してぼやけます
瞳孔の幅を上手く調整することで、見ている物の映像をボケないようにしています
もう一つ興奮している時も同じように瞳孔が開くことがあります
瞳孔の働きは自律神経により支配されているため
自分の意思では瞳孔を収縮したり、拡大したりして調整することはできません
この自律神経は交感神経と副交感神経と呼ばれる2つの神経系に分かれています
この交感神経という神経が働くと瞳孔が拡大します
交感神経とは「闘争と逃走の神経」と呼ばれ、私たちの体が興奮状態にある時に働きます
怒ったり、驚いたりしている時にも
瞳孔は開いているんですよ
素敵な異性を目の当たりにした時なんかも開くのです
たとえば、私たちは運動をしている時
汗をかいたり鼓動が早くなったり、瞳孔が拡大したり
血圧が上がったりします
このような体の反応は体を活発に動かすために交感神経の働きにより、行われることです
その為、運動している時や体が興奮状態になった際に、この交感神経が働き瞳孔が開きます
フクロウたちも猫の瞳のように瞳孔が開いたり収縮したりします
興味のあるものを見つけた時
あれは何だろう?
とリサーチしている時
遠くのものなら瞳孔は収縮され
近くのものなら拡大されるんです
フクロウたちは首を動かし興味のあるものをよりよく見ようと
大きな瞳でたくさん光を集め
昼夜問わずものを見ることができるんです
その関心度は
ただじーーーーっと見ているだけより
首を動かしたり
背筋を伸ばしたりして見ている時の方が
関心度が高い👍✨
といえるでしょう(^^♪
ちなみに、ヒトは瞳孔を見つめると好意を持ちやすいようです
相手が自分の瞳孔を見ると、相手の瞳孔が開き
それを見た自分も瞳孔が大きく広がります
そのヒトにとって興味のある事柄が目の前に現れた瞬間に
瞳孔が開くのです
目は口ほどにものをいう
とは、このことではないでしょうか
ヒトは興味・関心のあるものであったり、好きなものを見ると瞳孔が開く性質があるということは
もし気になる異性と会話していて、相手の目がキラキラして
瞳孔が大きくなっているようでしたら…
もしかしたら💖
chouette 神麻